医療保険はいくらいるの?
保険というと死亡保障を一番に考えますが、医療保障のほうがいくら必要か心配ではありませんか?ご相談に来られる方の多くは「一体いくら入院日額を付けたらいいかわからない、テレビでは1日1万円と言っているけど、本当?」と質問されます。たしかに、1日1万円の給付では、月30万円が手取りで受け取ることができるので、入院中の生活費に回せることもできますが、入院するかしないかは、現在健康な人には予測がつきません。

☆入院日額を決める
入院の日額は公的健康保険の給付でカバーできない自己負担分と考えるのが基本です。現在、公的健康保険は、医療費の3割自己負担ですが、1ヶ月の自己負担限度を超えたらその分が返還される「高額療養費」という制度があります。 月収56万円未満のサラリーマンが、骨折で約1ヶ月入院して、かかった医療費が100万円だったとしても、実際の負担額は79,890円+食事代780円×30日、約10万円となります。※かかった医療費とは、3割の自己負担額を実際の医療費(10割)にした金額のこと。差額ベッド代、食事費(1日780円)、高度先進医療の技術料などは対象外。 この場合、病院に支払った金額は3割負担なので、100万円×0.3=30万円、30万円+食事費です。高額療養費を申請して30万円−約8万円=22万円、約22万円が還付されます。(約2〜3ヵ月後) また、会社員や公務員の場合、病気や負傷のために長期休暇した際に、給料の約60%が1年6ヵ月支給される傷病手当金制度もあります。また、勤務先の健康保険組合では「自己負担分の上限が2万円」など、給付上乗せもあるので、調べてみる価値あり!日額8,000円〜1万円が目安。 国民健康保険加入の自営業の人は傷病手当金がありません。日額1万円〜1万5,000円を目安に入院による収入減もカバーするよう金額を準備しましょう。

☆保険期間を確認する
医療保障には、医療特約として死亡保障にくっついているものと、医療保険単独で加入する場合とがあり、予定利率の高い時期に(H5.4.1以前)に加入した終身保険は、基本的にはそのまま続けたほうが得ですが、特約部分が10年ごとや15年ごとに更新される場合は要注意。保険料が更新年令で再度計算されるので、大幅UPします。また、保障が80才で切れてしまう場合がほとんどで、死亡保障だけ残して医療保険単独で加入した方が、保障内容もニーズに合っている場合が多いです。 医療保険には、定期型と終身型があり、一生保障の続く終身保険が良いでしょう。終身型にも一生払う終身払いタイプと60才、65才など契約時に一定の年令まで払ったら、保障は一生ある有期払いタイプとがあります。有期払いは、終身払いよりも保険料が高くなるので2つを組み合わせた加入法もあります。

☆給付金の支払日数も決める
最近人気の日帰り1日目の入院から保障されるのに目がいきがちですが、医療保障で一番不安なのは長期入院への備えです。給付金の支払は、1入院あたりの日数と通算限度日数が決まっています。老後を考えると、ある程度支払日数が長い方が安心です。短いものと、長いものを組み合わせた加入方法もあります。病気によっては、平均100日以上の入院が必要となる場合もあるので、三大疾病無制限給付も考慮に入れたいですね。(三大疾病とはガン、心疾患、脳血管疾患のこと、死亡原因全体の約6割にあたる) 保険は、目的、期間、予算が全てクリアされていないと、その人に合っているとは言えません。

目的… 入院したとき、預貯金を減らさないように、公的健康保険をカバーするもの
期間 自分が何才で死亡するかわからないので、終身保障されるもの
予算 家計を脅かさず、支払っていける金額。

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