保険のしくみ 死亡保障の保険にも種類がある
生命保険では、死亡保障、医療保障、年金などいろいろな保障を買うことができますが(加入ではなく,選んで購入します)なかでも、最も威力を発揮するのは、大黒柱の万が一の死亡に備えるための死亡保障です。死亡保障にもいくつかの種類があり、分類してみましょう。

★養老保険
10年間、15年間、60歳まで等あらかじめ保証の期間を決めてその期間内に死亡した場合は、死亡保険金が受け取れ、無事に満期を迎えると死亡保険金と同額の満期保険金が受け取れる保険です。学資保険や、簡易保険が代表的で、掛け捨てではないという理由で人気があった保険です。しかし、購入時期が予定利率の高い(H8.4.1)以前であれば貯蓄性はありますが、最近では期待できないので、貯蓄目的ではいるのはおすすめできません。

★定期保険
養老保険と同じように、保障期間を決めて購入し、その保障期間内に死亡した場合のみ保険金が受け取れる保険です。保険料は原則的に掛け捨てのため、他の保険に比べて、割安ですが100才定期保険などは、終身保険と同様の保障があり(100才まで保障)、途中で解約金を受け取れるタイプもあります。払い方法も、100才払いと60才、65才払いなど選ぶことができ、最近では自分自身の退職金を積み立てるプランとして利用されています。払い込み期間を18年に設定し学資保険として利用する方法もあります。定期保険は、特約として終身保険や養老保険につけて、割安で保障額を増やすこともできます。

★終身保険
死亡した時のみ保険金を受け取れるのは、定期保険と同じですが、定期保険との違いは保障が終身(一生)続くことです。保険料の一部が積み立てにまわっているため定期保険に比べ保険料は割高ですが、長期間継続すると積み立て部分は増え、払い込み終了時には年金などに変更することもでき、老後資金にすることもできます。最近では一時払いや前納すると短期で支払額を上回るので、金融商品として利用されています。

★定期付終身保険
終身保険を主契約にして、定期保険を特約としてつけた保険です。一生涯の死亡保障と一定期間の高額な死亡保障が比較的割安な保険料で準備できます。死亡保障の保険として多くの人が利用していますがほとんどが更新型として購入しています。更新型とは、10年ごと、または15年、20年ごとに定期保険部分が終了してしまい、またその年齢で定期保険に入り直しをするため、保険料が上がってしまう仕組みです。例えば、30才の方が10年更新型で入った場合、40才と50才で保険料がアップします。子供が独立するまで必要な保障であれば、更新型でなくそれにあった期間が必要です。

★収入保障保険
死亡保険を年金形式で一定期間中毎年または毎月受け取れる保険です。万一のとき何千万もの保険金を一度に受け取ると、預け先、運用、またどのように生活費や子供の教育費に充てるか、計画的に考えるのは簡単ではありません。遺族年金とあわせて保険会社から毎年、または毎月お給料のように受け取れれば、そのまま生活費や教育費に充てられるので、安定した生活を送ることができます。保険会社は、保険金を運用しながら払うため、保険料も安く設定されており、非喫煙割引や健康体割引でさらに保険料が割引されています。

★自由設計型保険
定期付終身保険に代わる、セット型保険で、ひとつの保険でさまざまな保障を確立することができます。主契約は積立利率変動型終身保険となり、アカウント、保険ファンドなどと言われる積立金になります。積立はたまっていれば、保険料払込満了後に(60才など)、終身保険や年金に移行できます。これに定期保険などの死亡保障や入院特約などの医療保障を自由に組み合わせてセットでき、一定期間後は保障額の見直しが可能になります。保険料は積立金と保障部分に分かれ、積立金は、一定範囲内で追加入金や、貯まっていれば引き出しができます。正、払込終了後に、終身保険や年金に移行できない場合には、医療保障もなくなり、医療保障部分は、80才または終身支払となる場合が多いです。また定期保険や医療特約が更新型になっている場合、保険料は定期付終身保険と同様、定期部分が切れてしまえば保険料がアップします。特約もいろいろ付加すると保障内容が複雑になり、積立金も貯まりにくくなります。

目的… 万一の時に残された家族が生活していける保障額(遺族年金も含めて)
期間 大黒柱の退職する時まで、または末の子供が独立するまで大きな保障。あとは一生。
予算 家計を脅かさず、支払っていける金額。


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